エアコンをつけるほどでもないけれど、じわじわと汗ばむ空気が流れる今日この頃。こんにちは、あさだです。少し気分転換にと思い外に出てみたらふと足が止まりました。街角のカフェで頼んだ季節限定のパフェ。運ばれてきたパフェはまるでガラス細工の芸術品のようでした。繊細な飴細工と、色とりどりの果実とアイスクリーム、ジュレのハーモニー。グラスの中に閉じ込められた夏の始まりに、掬うたびに涼やかな風が頬をなでていくような気持ちになりました。

その帰り道、梅雨の合間のしっとりとした空気の中で、紫陽花がひっそりと咲いていました。そして少し先にはひとり川辺に佇む猫の姿。こんな時がゆっくりと流れている事を季節の移り変わりとともに改めて実感しました。

湿度につかれた日でも、ふとした風景に癒されたり、感性がふっと目を覚ましたりします。そういう時間があると、また明日も頑張れそうな気がします。
丁寧に季節を味わうこと、それが仕事という営みの中の深呼吸になるような気がしています。